亜鉛塩存在下での亜硫酸イオンによるヘキサシアノ鉄(III)酸化オンの還元

書誌事項

タイトル別名
  • Reduction of Hexacyanoferrate(III) Ion with Sulfite Ion in the Presence of Zinc lont
  • Reduction of hexacyanoferrate(III) ion with sulfite ion in the presence of zinc ion.
公開日
1985-05-10
DOI
  • 10.1246/nikkashi.1985.849
公開者
公益社団法人 日本化学会

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説明

排水中のヘキサシアノ鉄酸錯イオン(ヘキサシアノ鉄(III)酸イオンおよびヘキサシアノ鉄(II)酸イオン)をヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛として効率よく沈殿除去することを目的として,亜鉛イオン存在下での亜硫酸イオンによるヘキサシアノ鉄(III)酸イオンの還元反応について検討した。<BR>ヘキサシアノ鉄(III)酸イオンの還元速度は亜鉛イオン存在下でいちじるしく増大し,中性付近で最大を示した。また,亜鉛イオン存在下での本反応は,アル力リ金属塩やアルカリ土類金属塩共存下では抑制されることが認められた。亜鉛イオンによる顕著な効果は亜硫酸イオンからヘキサシアノ鉄(III)酸イオンへの電子移動が遷移状態[SO3-Zn-FeIII6]3-において起こり,中間体として亜硫酸イオンラジカルが生成することに起因するものと推定された。<BR>大気中での反応の場合には亜硫酸イオンの自動酸化がいちじるしく進み,多量の亜硫酸イオンがむだに消費されたが,これはヘキサシアノ鉄(III)酸イオンの還元時に生成する前記の亜硫酸イオンラジ力ルがそれを促進するためであると考えられた。その改善のため,還元剤としてチオ硫酸イオンを亜硫酸イオンと併用すると顕著な相乗効果が認められ,大気中で効率よくヘキサシアノ鉄(III)酸イオンを還元処理することができた。

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