ASR抑制効果を支配するフライアッシュキャラクターのSEM-EDS/EBSDによる解析

  • 高橋 晴香
    太平洋セメント(株)中央研究所 セメント・コンクリート研究部
  • 山田 一夫
    (株)太平洋コンサルタント 東京営業所 営業推進部

書誌事項

タイトル別名
  • Characterization of Fly Ash dominating ASR suppressing Effects by using SEM-EDS and EBSD
  • Characterization of fly ash dominating ASR suppressing effects by using SEM-EDS and EBSD (in Japanese)

説明

ASR抑制効果の異なるフライアッシュ(FA)(JISⅡ種相当)5種類について,FAの銘柄ごとのキャラクターとASR抑制効果との関係を明らかにすることを目的とし,FAの粒子解析を実施した。後方散乱電子回折(EBSD)とエネルギー分散型X線分光器(EDS)により,FA中の非晶質相の種類と存在状態を把握し,さらに反射電子(BSE)像とEDSを用い粒子解析を行い,FAを構成する相を分類し,各相の体積割合,粒度分布および比表面積を求めた。複数の非晶質相が認められたが,mulliteと非晶質相が混在する粒子の比表面積が大きいものほど,高濃度の外来アルカリ環境下において,高いASR抑制効果を示すことが明らかとなった。ASRを抑制するポゾラン反応は非晶質相によることを考慮すると,上記のFA粒子に含まれる非晶質相がASR抑制効果に大きく寄与していると考えられた。

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参考文献 (9)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679382417536
  • NII論文ID
    130002151712
  • DOI
    10.3151/crt.23.1
  • ISSN
    21862745
    13404733
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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