-
- 梶 龍兒
- 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部神経情報医学(神経内科)
書誌事項
- タイトル別名
-
- Pathophysiology of Involuntary Movements
この論文をさがす
説明
種々の不随意運動は大脳基底核, 小脳, 大脳皮質, 脊髄などを含むフィードバックループの障害と考えることができる.本論文では大脳基底核とそれを含む運動ループの生理的な役割と疾患, 特にパーキンソン病とジストニアにおける異常について詳説する.このループ内では運動に関係した知覚入力のみが処理されていると考えられるが, その選択(gating)に異常をきたすと運動に不必要な筋の収縮がみられ, ジストニアなどの不随意運動をきたす.パーキンソン病ではこの感覚入力と運動出力のgain control (scaling)の異常が起こり運動が過少になる.このような知覚情報処理が基底核の生理と病理できわめて重要な意味をもっている.
収録刊行物
-
- Japanese Journal of Neurosurgery
-
Japanese Journal of Neurosurgery 14 (5), 310-315, 2005
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679382546944
-
- NII論文ID
- 110003813980
-
- NII書誌ID
- AN10380506
-
- ISSN
- 21873100
- 0917950X
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可