自然血栓化後,短期間に再開通をきたした部分血栓化大型後大脳動脈瘤の1例

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タイトル別名
  • A Case of Recanalization of completely Thrombosed Large PCA Aneurysm

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36歳,女性で部分血栓化大型後大脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血後,興味ある経過をとった1例を報告した.本例は発症1カ月で親動脈を含んだ動脈瘤の自然血栓化後,発症2カ月後に親動脈,3カ月後に動脈瘤の自然再開通が認められた稀な症例である.治療として術前閉塞試験を行わずに血管内手術によるparent artery occlusion (PAO)を行い,非常に良好な予後が得られた.その原因として,後大脳動脈灌流域に認められる豊富な側副血行路が考えられた.

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