書誌事項
- タイトル別名
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- Structural Changes of C-S-H Phase During Leaching Alteration
- 溶脱変質に伴うC-S-H相の構造変化
- ヨウ ダツヘンシツ ニ トモナウ C S Hソウ ノ コウゾウ ヘンカ
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説明
溶脱変質の進行に伴い,セメント硬化体に含まれるポルトランダイト(CH)の消失に続きC-S-H相のCa/Si比の低下が生じる。セメントの種類によりCH変質フロント進行速度およびC-S-H相のCa/Si比の低下速度は異なるが,いずれの場合でもC-S-H相のCa/Si比の低下はSiの連結度を高め,29Si-NMR分析により鎖端(Q1)に対する鎖中(Q2)の存在割合が高まることを確認した。また,Ca/Si比が1.0程度にまで低下するとSiの連結度がさらに高まり,鎖の分岐を表すQ3シグナルが発現することを明らかにした。C-S-H相の溶脱変質の進行に伴い,C-S-Hの構成単位と考えられる粒径10~30nmの粒状体が縮小するため,C-S-H相内に微小な空隙が多く形成される。
収録刊行物
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- コンクリート工学論文集
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コンクリート工学論文集 21 (2), 13-23, 2010
公益社団法人 日本コンクリート工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679383709056
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- NII論文ID
- 10026450721
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- NII書誌ID
- AN1053282X
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- ISSN
- 21862745
- 13404733
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- NDL書誌ID
- 10717501
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可