書誌事項
- タイトル別名
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- Indications of Gamma Knife Radiosurgery for Vestibular Schwannomas(<SPECIAL ISSUE>Treatment of Vestibular Schwannoma)
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説明
聴神経腫瘍に対するガンマナイフ治療の適応を明らかにするために,5〜15年(平均7.7年)追跡した223例を解析した.累積制御率は94%で,体積が大きいほど(p=0.0068),若年ほど(p=0.093)制御率は有意に低下した.体積が8cm^3以上では68%であった.有効聴力の温存率は,7年目以降一定で64%となり,若年者ほど(p=0.0048)有意に高く温存された.前庭機能は,治療前に神経学的にすでに約9割の症例が前庭機能障害を持ち,一時的に21%がめまいの出現または悪化を呈すが,1.5%に軽度のめまいが残存するのみであった.制御率の低下と,一過性の膨大が圧迫症状をきたしかねないサイズの限界を考慮すると,ガンマナイフの適応は8cm^3以下が妥当と考えられる.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 16 (2), 111-118, 2007
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679383747072
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- NII論文ID
- 110006164353
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- NII書誌ID
- AN10380506
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可