書誌事項
- タイトル別名
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- Donut-shaped Craniectomy and En-bloc Removal for Skull Bone Tumors with Dural Adhesion
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説明
頭蓋骨腫瘍摘出術は通常手術難易度は高くない. しかし, 硬膜との癒着を伴う場合は, 操作は煩雑となり, 悪性腫瘍が疑われる場合は腫瘍細胞を飛散させない努力も必要である. われわれが採用しているドーナツ型開頭による一塊切除法を紹介する. 皮膚切開後, 病変を含んだ頭蓋骨面を露出させ, 正常骨上で腫瘍を取り囲むように数カ所の穿頭孔を設ける. 骨切除は各穿頭孔間の内縁と外縁をそれぞれつなぐように行い, ドーナツ型に硬膜面を露出させる. 露出された正常硬膜を円状に切開することで, 病変に対する硬膜まで含めた一塊切除が可能となる. 本法は正常組織領域の最低限の切除操作のみで, 癒着硬膜と主病変を一塊に摘出することができるため, 手技の簡便性, 根治性, 侵襲性の点で優れた方法といえる.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 25 (7), 586-590, 2016
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679384298880
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- NII論文ID
- 130005253275
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可