側脳室三角部の微小外科解剖と手術アプローチ(<特集>側脳室腫瘍の診断と治療)

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  • Microsurgical Anatomy and Surgical Approach to the Trigone of the Lateral Ventricle(<SPECIAL ISSUE>Tumors of the Lateral Ventricle: Diagnosis and Management)

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側脳室三角部の微小外科解剖について述べ,これまでに報告されてきた三角部病変に対する手術アプローチを比較検討した.代表的到達方法として,(1)大脳表面よりのアプローチ,(2)側頭葉下部あるいは下面よりのアプローチ,(3)大脳半球間裂より脳表経由あるいは脳梁経由のアプローチ,(4)シルビウス裂経由アプローチなどが報告され,それぞれの長所,短所を比較した.特に優位側大脳半球の病変では,言語機能や視野の温存,Gerstmann症候群などの高次脳機能障害防止のため,high parietal lobe approachが推奨された.また安全な手術のために,術中ニューロナビゲーションシステムの利用が大変有用である.

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