書誌事項
- タイトル別名
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- Time Courses in the Blood and Antivasospasm Effects of Fasudil Hydrochloride and the Metabolite in Patients with Subarachnoid Hemorrhage
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説明
塩酸ファスジルは遅発性脳血管攣縮治療薬として, その有効性が報告されている.しかし血中濃度半減期は短く, 臨床例において十分な血中濃度を維持しているかは不明である.一方でその代謝産物(M3)は血管弛緩作用および神経機能保護作用を有し, その半減期も長いとされている.今回, 急性期クモ膜下出血患者における塩酸ファスジルおよびM3血中濃度を測定した結果, M3の血中濃度が長時間安定していることから, 塩酸ファスジルはそれ自身により生じる投与直後の強い脳血管弛緩作用に加え, 代謝産物M3による脳神経保護作用と持続的な脳血管弛緩作用の相乗効果により有用性を発揮することが示唆された.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 9 (3), 146-151, 2000
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679385687168
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- NII論文ID
- 110003813427
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- NII書誌ID
- AN10380506
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可