前頸部に大きく進展した頸髄神経鞘腫の1例

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  • A Dumbbell-shaped Cervical Neurinoma that extended to the Anterior Cervical Region : A Case Report

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前頸部に進展したdumbbell型頸髄神経鞘腫の1例を経験した.症例は51歳,男性,右前頸部の腫瘤と右上肢の知覚障害を主訴に入院した.MR1所見上,C_<1-2>の神経鞘腫が前方に進展し,頸動脈分岐部にまで達していた.腫瘍は右椎骨動脈により栄養されていた.この腫瘍に対し二期的手術を施行した.まず,後方到達法にて脊柱管内および側方に進展した腫瘍を可及的に摘出した.1ヵ月後に,前方到達法にて前方に進展した残存腫瘍を全摘出した.患者は,初回手術後1週間のベッド上安静を必要としたが,その後はフィラデルフィアポリネックカラーを使用したのみで,良好な結果が得られた.

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