書誌事項
- タイトル別名
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- A New Versatile Spatula with a Rounded Tip for Corticotomies
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説明
従来の平板状の脳べらに改良を加え,脳圧迫の際に脳神経や動静脈の損傷を予防しうる改良型脳べらを試作した.脳べらの一端をプレスすることによって丸みをもたせたものであり,使用方法は従来のものとまったく同様である.この改良型脳べらを用いると後頭蓋窩の手術で脳幹や小脳を圧排する際,脳べらの横滑りによる下部脳神経の損傷を防げる.また,皮質下に存在する腫瘍や血腫を摘出する時, corticotomyの部位を広げる際安定した円形の視野が展開し,両端がtearするのを予防できる.既存の脳べらを加工したためコストも廉価である.現在まで10例以上の手術にこの改良型脳べらを用い,きわめて良好な感触を得た.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Neurosurgery
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Japanese Journal of Neurosurgery 2 (1), 70-73, 1993
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679386318976
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- NII論文ID
- 110003812258
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- ISSN
- 21873100
- 0917950X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可