鞍結節部髄膜腫の手術 : 視神経管入口部開放の重要性について

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  • Surgical Treatment of Tuberculum Sellae Meningiomas : The Importance of Opening the Entrance of the Optic Canal

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説明

われわれは鞍結節部髄膜腫における視神経管入口部への腫瘍の進展につき検討を行った.対象は鞍結節部髄膜腫5例で, MRIにおける視神経管入口部への腫瘍の進展と術中の同部位への腫瘍の進展の有無を検討した.全例pterional approachにて手術を行った.その結果, MRI所見と術中所見の対比が可能であった3例では, MRIのT2強調像の冠状断が視神経管入口部への腫瘍と進展について, 術中所見とよく相関した.よって鞍結節部髄膜腫の手術においては, 術前のMRIのT2強調像の冠状断が腫瘍の進展の診断に有用であり, 術中, 両側の視神経管入口部を開放して, 腫瘍の進展の有無を確認することが重要と思われた.

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