天然ワックス(カルナバワックス,キャンデリラワックス,ビースワックス)の原ロウについての系統的分離法およびその成分の炭素数パターン解析

書誌事項

タイトル別名
  • Systematic Analysis of Natural Raw Waxes (Carnauba Wax, Candelilla Wax and Bees Wax) and Pattern-Analysis of Carbon Chain Length of Their Components

説明

数種の原ロウ,カルナバワックス(パラナイパ産),キャンデリラワックス(メキシコ産),ピースワックス(高酸価…タンザニア産,低酸価…中共産)の成分組成(炭化水素,遊離ワックス酸,エステルおよびそれらに結合するアルコール,酸,ヒドロオキシ酸)について,系統的な成分分離法を検討した。<BR>方法は,約45℃に保温したシリカゲルカラムクロマトグラフィーとMR型アニオン交換樹脂(Amberlyst-A27)を用いた非水系アニオン交換カラムクロマトグラフィーを併用した。分離した各成分はIR,TLCなどで確認した。炭素数分布は,脂肪酸はメチルエステル,アルコールはアセテート,ヒドロオキシ酸についてはメチルエステルアセテートとし,SE-52を固定相とした昇温ガスクロマトグラフィーで求め,これらの炭素数の決定は前報の方法にしたがって行ない,得られた各成分の炭素数パターン解析を行なった。<BR>その結果,原ロウの成分を系統的に分離することができ,また,これらの原ロウの各成分は特異性のある炭素数分布を有することがわかった。

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