書誌事項
- タイトル別名
-
- Ammoxidation Reaction of Toluenet
説明
アンモ酸化におけるアンモニアの挙動を明らかにするため,トルエンと種々の窒素化合物の同時酸化をV205-TiO2触媒上で行なった。アンモニアの場合に高いベンゾニトリル収率が得られたが,これと同じ反応条件でアンモニアのかわりにルブチルアミンやアニリンのような第一級アミンを用いると,トルエンの反応率が低下しベンゾニトリル収率もいちじるしく低下した。その他の窒素化合物でも同様な結果が得られたが,アセトニトリルやジメチルホルムアミドからもペンゾニトリルが生成した。<BR>反応条件下における各種窒素化合物の挙動をパルス法で調べ,酸化に対してはC-N結合がC-C,C-H,N-H結合よりも安定であることを明らかにした。アンモニア以外の窒素化合物からのべンゾニトリル生成経路とべンゾニトリル収率の低下する原因について考察した。
収録刊行物
-
- 日本化学会誌(化学と工業化学)
-
日本化学会誌(化学と工業化学) 1972 (11), 2028-2033, 1972-11-10
公益社団法人 日本化学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679393684864
-
- NII論文ID
- 130004153954
-
- ISSN
- 21850925
- 03694577
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可