書誌事項
- タイトル別名
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- Solubility of Sodium Chromate and Sodium Aluminate in Sodium Hydroxide Solution
- クロム酸ナトリウムの製造に関する研究 V 水酸化ナトリウム水溶液中のクロム酸ナトリウムおよびアルミン酸ナトリウムの溶解度
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説明
クロム鉱石の溶融ナトリウム塩分解生成物からクロム酸ナトリウム,アルミン酸ナトリウム,水酸化ナトリムウなどの塩類を溶解度差によって分離することに関連して水酸化ナリトウム水溶液中のクロム酸ナトリウムおよびアルミン酸ナトリウムの溶解度を80℃ で測定するとともに,この系の各種組成の溶液から析出する結晶の内容について調べ,晶析操作による各塩類の相互分離の可能性についても検討した。<BR>Na2CrO4-NaAlO2-NaOH-H2O系においては,クロム酸ナトリウムの溶解度は水酸化ナトリウム濃度の増大につれて一方的に減少するのに対して,アルミン酸ナトリウムの溶解度は水酸化ナトリウム濃度34%付近での極大値を経由して減少する。液底体はNa2CrO4,Al2O3・nH2O・NaAlO2・nH2O・4Na2O・CrO3・Al2O3・nH2Oなどである。<BR>4Na2O・CrO3・A12O3・nH2O1よ新たに見いだされた結晶であるが,3Na2O・Al2O3・nH2OとNa2CrO4からなる一種の複塩であると見られ,水酸化ナトリウム濃度の高い領域において生成する。
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1976 (8), 1205-1210, 1976-08-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679394323456
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- NII論文ID
- 130004059773
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可