ポリアミン-N-ポリ酢酸鉛(II)錯体とニッケル(II)との置換反応

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  • Substitution Reactions of Some Lead(II)-Polyamine-N-polyacetate Complexes wlth Nckel(II)

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pH 2.3~3.5,イオン強度0.1,20℃での水溶液中で,EDTA,EDTA.OH,CyDTAおよびDTPAの鉛(II)錯体とニッケル(II)との置換反応の初期速度を吸光度の経時変化測定により調べ,それらの初期反応速度式を求めた。EDTA, EDTA.OH, CyDTA系では R=(kl k3/[PV÷] (k2 k4/Pb2÷)[H÷])(PbX Nipt) DTPA系では R={k,k,i/[H"]}[PbH,X][Ni2+]が得られた。各反応径路の全反応速度に対する寄与率を計算した結果,DTPA系では複核中間体生成径路を経て進行するが,EDTA, EDTA.OH, CyDTA系では複核中間体生成径路と鉛錯体の解離径路との両径路を経て進行することが推定された。

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