書誌事項
- タイトル別名
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- Oxidation of 1-Methylnaphthalene by Cobalt(III) Acetate
- 酢酸コバルト(III)による1‐メチルナフタレンの酸化反応
説明
酸素非存在下,酢酸溶液中において酷酸コバルト(III)により1-メチルナフタレンの酸化反応を行ない凍麿式を求めたところ.次式にしたがうことが明らかとなった。<BR>1-メチルナフタレンのように反応性の大きな化合物は,従来報告されているアルキルペンゼンとは異なる活性種も作用することが推定され,酢酸コバルト(III)により置換トルエンの酸化反応を行なったところ,HammettプロットにおいてCo(III)/Co total値の違いにより異なるρ値を得た。しかし水が存在するとCo(III)/Co total値にかかわらずρ値は一定となり,Co(III)に1次の項の寄与が少なくなることが明らかになった。したがって活性種濃度に対しては水が大きな影響をもたらし,水濃度が低いところではCo(III)単量体も活性種として作用し,反応性の高い化合物に対しては,大きな影響を与えることが推定される。
収録刊行物
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- 日本化学会誌(化学と工業化学)
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日本化学会誌(化学と工業化学) 1976 (4), 645-649, 1976-04-10
公益社団法人 日本化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679394983552
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- NII論文ID
- 130004155598
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- ISSN
- 21850925
- 03694577
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可