空気-アセチレンフレームを用いる原子吸光分析におけるハロゲン化アンモニウムの干渉

書誌事項

タイトル別名
  • The Interferences of Ammonium Halides on Atomic Absorption Spectrophotometry Using Air-Acetylene Flame
  • 空気‐アセチレンフレームを用いる原子吸光分析におけるハロゲン化アンモニウムの干渉

説明

空気一アセチレンフレームを用いる16種類の元素の原子吸光分析における4種類のハロゲン化アンモニウムの干渉を調べた。<BR>ハロゲン化アンモニウムの干渉は10-4mol/l程度の濃度でも認められる元素があり,干渉の大きさは同一元素でもハロゲン化アンモニウムの種類が変わると,かなり異なった結果を与えた。<BR>また,フレームのガス組成,測定位置などの測定条件の影響が大きく,一般的には多燃料フレームで干渉が増大する傾向があった。ヨウ化アンモニウムの場合を除き,一般的にフレーム中で生成すると考えられる各元素の酸化物の比較的安定なものが,ハロゲン化アンモニウムによって増感干渉を受けた。これに対して,酸化物がフレーム中で不安定なもの,あるいは原子化されやすい元素は減感干渉を受けるか,あるいは干渉を受けない傾向があった。

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