「小児肺炎診療ガイドライン」に関する基礎的検討  5.  ウイルス性肺炎の診断  ウイルス検査

  • 鈴木 宏
    新潟大学大学院医歯学総合研究科国際感染医学講座

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急性呼吸器疾患 (ARI) は多種類のウイルスが原因であり, 検査室診断は必要となる。ウイルス分離や血清抗体検査が行われても, 結果が出るまでには時間がかかった。しかし, インフルエンザウイルス感染への簡便な迅速診断の導入と抗ウイルス剤の登場により, 臨床の第一線の環境が大きく変化した。更には, PCR法による抗原検索も高頻度で行われるようになった。<BR>ウイルス学的検索に際し, 臨床症状, 年齢, 季節性, 周囲での流行状況などから病因ウイルスを推測して検索する事は大切である。また, 不明なARIにおいては検体を積極的に採取し, 県や国の検査機関に送ることも重要である。

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