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- 平田 周
- 立正大学大学院 経営学科
書誌事項
- タイトル別名
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- A Concept of Anti-information as Possibility
- カノウタイ ト シテ ノ ハン ジョウホウ ガイネン ジョウホウ ノ ホンシツ ト ジョウホウ セイセイ カテイ ニ カンスル コウサツ
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抄録
「情報とは何か」という問題は、簡単にみえて、複雑にして難解な課題である。これまで提案された「情報」の定義は、多元的・階層性となり、かつその本質ではなく、性質や効用を説明するにとどまっていた。本質は本来一元的定義を求める。情報自体には未来性も過去性もなく、現存在でしかないという性質があることから、情報が「時間」概念と似ていることに着目した。だが、情報は時間と違い、未来事象への関連性が強い。未来とは可能性であり、可能性の本質を「反情報」であると仮説した。反情報が、あらゆる存在物にcon-formされて情報となり、情報が存在物をin-formするという構造を提案する。反情報概念を用いると、これまで説明が困難であったような事象も、説明ができることも発見した。ウィーナーは、あらゆるものは「物質とエネルギーと情報からなる」とした。反情報概念を用いることで、物質、エネルギーに比肩する「情報」の本質がみえてくる。
収録刊行物
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- 情報知識学会誌
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情報知識学会誌 11 (1), 17-31,32, 2001
情報知識学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679399977600
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- NII論文ID
- 110003320679
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- NII書誌ID
- AN10459774
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- ISSN
- 18817661
- 09171436
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- NDL書誌ID
- 5793638
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可