川端康成の小説『花日記』の代筆疑惑検証

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タイトル別名
  • Ghostwriter Verification of Yasunari Kawabata’s Novel <i>Hananikki</i>
  • カワバタ ヤスナリ ノ ショウセツ 『 ハナ ニッキ 』 ノ ダイヒツ ギワク ケンショウ

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抄録

<p> 川端康成の少女小説における代筆問題は昔から指摘されており,中でも『花日記』は中里恒子の代筆という疑いが強い.本研究では計量文体学の方法を用いて,この小説の代筆問題に新たな解決策を提示する.本研究では,文章から抽出した文字・記号のbigram,形態素タグのbigram,文節パターンを特徴量とし,アダブースト(AdaBoost),高次元判別分析(HDDA),ロジスティックモデルツリー (LMT),サポートべクターマシン(SVM)とランダムフォレスト(RF)を用いて判別分析を行った.分析の結果,『花日記』は川端康成と中里恒子の共同執筆という結論に至った.</p>

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参考文献 (11)*注記

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