タスク種別とユーザ特性の違いがWeb情報探索行動に与える影響:  眼球運動データおよび閲覧行動ログを用いた分析

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タイトル別名
  • Influence of Task Type and User Group on Web-based Information Seeking Behavior: Analysis of Eye Movement Data and Client-side Browsing Logs
  • タスク シュベツ ト ユーザ トクセイ ノ チガイ ガ Web ジョウホウ タンサク コウドウ ニ アタエル エイキョウ ガンキュウ ウンドウ データ オヨビ エツラン コウドウ ログ オ モチイタ ブンセキ
  • Influence of Task Type and User Group on Web-based Information Seeking Behavior:
  • Analysis of Eye Movement Data and Client-side Browsing Logs
  • 眼球運動データおよび閲覧行動ログを用いた分析

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抄録

Web利用者の情報探索行動の理解のために,眼球運動データ,ブラウザログ等の情報を包括的に用いて,ユーザ特性,タスク種別の違いがいかに探索行動に影響しうるかを検討した.ユーザ特性として図書館情報学専攻の大学院生と一般学部生の2グループを設定し,それぞれ大学院生5名,学部生11名が実験に参加した.タスク種別としてレポートタスクと旅行タスクの2つを設定して,それぞれ15分間ずつのWeb探索行動を観察した.実験の結果,タスク種別の影響として,サーチエンジンの検索結果一覧ページ上における視線注視箇所として,旅行タスクではスポンサーリンク,レポートタスクではスニペット領域がより多く見られるなど,タスク毎に着目する情報が異なることが示された.また,旅行タスクではサーチエンジン検索結果一覧ページから2回以上たどったページの閲覧回数がより多く,異なるタスクにおいて情報収集方略が異なる傾向が示唆された.一方でユーザ特性の影響として,大学院生は学部生に比べて,ページ閲覧をすばやく行い,タブ機能を用いた並列的な閲覧行動も観察されるなど,効率的な情報収集を目指した行動の差異が見られた.

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