総論 エネルギー消費量とその測定方法

  • 田中 茂穂
    独立行政法人国立健康・栄養研究所 健康増進プログラム(エネルギー代謝プロジェクト)

書誌事項

タイトル別名
  • Methodology for evaluation of total energy expenditure

説明

総エネルギー消費量は、基礎代謝量と食事誘発性体熱産生、身体活動によるエネルギー消費量に分けられる。基礎代謝量は、標準的な日本人において約6割を占めるが、体格・身体組成からある程度推定できる。ただし、ハリス・ベネディクトの式では、若い年代をはじめ、成人全体において、過大評価する傾向がみられる。一方、身体活動、特に運動以外の身体活動によるエネルギー消費量 (NEAT) には、同じ体格でも大きな個人差がみられる。総エネルギー消費量を推定するための方法としては二重標識水 (DLW) 法がベストの方法とされているが、現実的には、それぞれの方法の特徴をふまえた上で、加速度計法あるいは生活活動記録などを用いることとなる。

収録刊行物

  • 静脈経腸栄養

    静脈経腸栄養 24 (5), 1013-1019, 2009

    日本静脈経腸栄養学会

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679402947712
  • NII論文ID
    130004487184
  • DOI
    10.11244/jjspen.24.1013
  • ISSN
    18813623
    13444980
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • Crossref
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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