精神科看護師のClinical Competencyと影響因子の構造

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タイトル別名
  • Structure of Clinical Competency and Influence Factor at Psychiatric Nurses
  • セイシンカ カンゴシ ノ Clinical Competency ト エイキョウ インシ ノ コウゾウ

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抄録

研究目的:精神科看護師のClinical Competency (以下,CCとする)と影響因子,およびそれらの構造を明らかにすること.研究方法:行動結果インタビューによる面接調査の比較分析から得たカテゴリーを手掛かりに作成した,CC項目と影響項目,および基本属性からなる質問紙を使用し,全国の精神科看護師を対象にした郵送法による質問紙調査.結果:9,369名に配布,回収は6147通(65.6%),有効回答数は5,107通(83.1%)であった.因子分析の結果,4CC因子と,5影響因子が抽出された.共分散構造分析の結果,精神科看護師のCCは,それぞれ独立した『アセスメント』『援助行動』『援助の基盤を作る』『経験知の活用』の4因子と,それを表す12の看護行動から構成されていること,そして《成功への手掛かりを探す》,《研修の有用意識》,《先輩から学ぶ》,《成長への支援体制》,《基礎教育の有用体験》に表される【実践力を上げる努力】から影響を受けていることが明らかになった(GFI 0.961, AGFI 0.952, RMSEA 0.041).

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