北海道の火山性ガス噴気孔周辺で発生した日本新産種 <i>Gymnopilus decipiens</i> (ハラタケ目)

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タイトル別名
  • <i>Gymnopilus decipiens</i> (Agaricales) new to Japan, fruited around fumaroles in Hokkaido
  • 北海道の火山性ガス噴気孔周辺で発生した日本新産種Gymnopilus decipiens(ハラタケ目)
  • ホッカイドウ ノ カザンセイ ガス フンキコウ シュウヘン デ ハッセイ シタ ニホン シン サンシュ Gymnopilus decipiens(ハラタケモク)

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説明

<p> 日本新産のチャツムタケ属菌,Gymnopilus decipiens (ヤケノヒメチャツムタケ),について,北海道で採集された標本に基づき,形態的特徴の記載と図を添えて報告した.北海道産 G. decipiens は火山性ガスを含む高温の水蒸気が噴出する噴気孔周辺に発生し,子実体は小型で温和な味であることが特徴である.分子系統解析の結果, 日本産標本の核 rDNA の ITS 領域は,ロシア( ヤクーツク) 産 G. decipiens のものと完全に一致する塩基配列を有し,本菌がシベリアから北海道の亜寒帯にかけて連続的に分布することが示された.</p>

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