バイオマス廃棄物のイオン交換特性とその利用技術の研究開発

書誌事項

タイトル別名
  • Ion Exchange Properties of Biomass Wastes and their Applications
  • 受賞論文(平成21年度[日本イオン交換学会]功績賞) バイオマス廃棄物のイオン交換特性とその利用技術の研究開発
  • ジュショウ ロンブン ヘイセイ 21ネンド ニホン イオン コウカン ガッカイ コウセキショウ バイオマス ハイキブツ ノ イオン コウカン トクセイ ト ソノ リヨウ ギジュツ ノ ケンキュウ カイハツ

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抄録

農林業等で発生するバイオマス廃棄物を利用した重金属の除去,有用元素の回収に関する筆者らの最近の研究について紹介した。様々なバイオマス廃棄物の中で本稿では特にミカンジュースカスを取り上げ,2つのタイプの吸着剤の調製とその利用方法について紹介した。1つはミカンジュースカス中のぺクチン酸を利用する方法で,飽和水酸化カルシウム水溶液を用いて生のジュースカスを処理して吸着剤(SOJR)を調製する。SOJRは鉛(II)等の陽イオンとして存在する重金属の吸着·除去に有効である。またこれにジルコニウム(IV)を吸着·担持したものを用いるとヒ素やリン等のオキソアニオンの吸着に有効である。もう1つは濃硫酸で生のジュースカスを処理して調製するものである。この吸着剤では塩酸中の金イオンのみが選択的に吸着され,金の粒子として回収される

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参考文献 (28)*注記

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