ピリジン樹脂を用いた高レベル放射性廃棄物中元素の核種分離法の開発

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タイトル別名
  • Separation of Nuclides in High Level Radio Waste by Use of Pyridine Resin
  • 受賞論文(平成20年度[日本イオン交換学会]進歩賞) ピリジン樹脂を用いた高レベル放射性廃棄物中元素の核種分離法の開発
  • ジュショウ ロンブン ヘイセイ 20ネンド ニホン イオン コウカン ガッカイ シンポショウ ピリジン ジュシ オ モチイタ コウレベル ホウシャセイ ハイキブツ チュウゲンソ ノ カクシュ ブンリホウ ノ カイハツ

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抄録

原子力施設から発生する高レベル放射性廃棄物(HLRW)や使用済燃料中元素の核種分離について研究開発を行っている。分離システムはピリジン樹脂によるクロマトグラフィ技術に基づいたものである。ピリジン樹脂は耐放射線性が高く,HLRW からの核種分離のような高放射線場での利用に適している。また,ピリジン基はソフトドナー配位子の機能と弱塩基性陰イオン交換体の機能を兼ね備えており,この二つの機能をうまく利用することにより多様な元素を含む HLRW の核種分離に適用するのに有効である。分離はマイナーアクチニド(MA)と希土類元素(REE)の群分離,MA および REE 中の元素相互分離,Sr, Cs 分離など多岐にわたり研究を行い,分離を確認している。また,MA と REE のピリジンへの吸着機構について塩酸系ではピリジン基はソフトドナー配位子として働き,硝酸系ではイオン交換体として働くことを見出している。<br>

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