「教育ニードアセスメントツール-助産師用-」の開発

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タイトル別名
  • Development of a Educational Needs Assessment Tool for Midwives

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説明

本研究の目的は、助産師の教育ニードアセスメントツールを開発することである。質的帰納的研究の成果である助産師としての望ましい状態8側面を下位尺度とし、これに基づく質問項目の作成と尺度化を行った。専門家会議とパイロットスタディによりアセスメントツールの内容的妥当性を検討し、8下位尺度56質問項目から成るアセスメントツールを構成した。これを用いて、全国の病院、診療所、助産所に就業する助産師1,185名を対象に調査を実施した。質問紙回収数は672(回収率56.7%)であり、このうち全質問項目に回答のあった616部を分析対象とした。項目分析の結果に基づき40質問項目を選定し、「教育ニードアセスメントツール-助産師用-」を完成した。クロンバックα信頼性係数は0.968であり、再テスト法における相関係数は0.765(p<0.001)であった。また、因子分析の結果、8因子が抽出され、これら8因子は、質問項目作成の基盤とした8側面にほぼ対応していた。以上は、アセスメントツールが内的整合性・安定性による信頼性を確保していることを示す。また、構成概念妥当性を概ね確保していることを示す。

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