針刺し・切創事故の実態と対策  携帯型針捨て容器の有用性について

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タイトル別名
  • Epidemiology of Needlestick Injuries and Effect of Disposable Needle Container
  • ハリサシ セッソウ ジコ ノ ジッタイ ト タイサク ケイタイガタ ハリステ ヨウキ ノ ユウヨウセイ ニ ツイテ

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抄録

1995年と96年の公務災害に申請された針刺し・切創事故をEPINet日本語版を用いて解析を行った.それに基づき携帯型針捨て容器の導入, 病棟で使用する滅菌処置セットに滅菌済みの膿盆を組み込むこと, ゴム栓よりの真空採血用にルアーアダプターを採用などの改善を行った.原因器材としてディスポの注射器針, 翼状針, 留置針, 真空採血針の全体に占める割合は2年平均14件全体の65%から6件30%に減少した.携帯型針捨て容器はコスト的にも100床あたり月5000円程度で一般病院でもまず試みうる対策と考えた.

収録刊行物

  • 環境感染

    環境感染 15 (3), 264-268, 2000

    日本環境感染学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (8)*注記

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