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- 北目 文郎
- 山形大学医学部看護学科臨床看護学
書誌事項
- タイトル別名
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- Comparison of Bactericidal Activity and Feeling of Usage between Alcoholic Gels with and without Chlorhexidine Gluconate for Hand Antisepsis
- シュシ ショウドクヨウ ノ エタノール ゲルザイ ト グルコンサン クロルヘキシジン ガンユウ エタノール ゲルザイ ノ サッキンリョク ト シヨウカン ノ ヒカク
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説明
手指用消毒剤であるエタノール単独のゲル剤 (ゴージョーMHS, GJ-MHS) とグルコン酸クロルヘキシジン含有エタノールゲル剤 (ヘキザックハンドゲル0.2%, HHG-0.2) のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) に対する殺菌力および殺菌力の持続性, 並びに使用感について比較した.<BR>両製剤共に, 手指表面に付着させたMRSA (200~300cells) をほぼ消失させる殺菌力を示したが, GJ-MHSの殺菌力が消毒直後の手指表面には残存していなかったのに対し, HHG-0.2の殺菌力は約120分間持続した (対照菌数の約1/100-1/10に減菌).<BR>使用感に関するアンケート調査では, GJ-MHSに比べ, HHG-0.2の乾燥速度が遅く, べたつきを感じ, 手指へのなじみが悪く, 手指の違和感があると回答した者の割合が有意に高かった.一方, GJ-MHSの冬期間の使用時に手荒れ感を訴えた者と夏期間の使用時に手指への刺激感を訴えた者の割合がHHG-0.2使用時に比べ, 有意に高かった.また, 手指の痒みや発赤および使用時の異臭を訴えた者の割合は両消毒剤間で差は認められなかったが, GJ-MHS使用時にハンドクリームの使用を余儀なくされた者の割合はHHG-0.2の使用時に比べ, 有意に高かった.
収録刊行物
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- 環境感染
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環境感染 19 (4), 447-450, 2004
日本環境感染学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679413869056
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- NII論文ID
- 10014044041
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- NII書誌ID
- AN1019475X
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- ISSN
- 18842429
- 09183337
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- NDL書誌ID
- 7159009
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可