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- 阿部 康久
- 九州大学人文科学研究院
書誌事項
- タイトル別名
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- Regional Differentiation on the Policy for Chinese Laborers in Modern Japanese Colonies : A Case Study of Taiwan
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抄録
本稿では,1930年代の台湾における中国籍労働者雇用政策について,内地や樺太,朝鮮と比較しながら検討しながら,その地域的差異と背景について考察した。台湾においては,内地や樺太とは異なり,中国大陸との地理的・歴史的近接性や,鉱工業の振興等の必要性から,中国籍労働者の導入が比較的積極的に進められていた。しかしながら,漢民族住民が人口の大多数を占める台湾では,中国籍労働者の導入を拡大することは,同化主義的政策との間に,大きな矛盾を生みだした。とりわけ,1931年に満州事変が勃発すると,総督府内部や産業界から,同化政策の強化や戦時中の安定的な労働力の確保という観点から,中国籍労働者の増加を懸念する意見が出されるようになり,彼(女)らに対する入島制限や強制送還処分が厳格化されていった。さらに,1937年の日中戦争以降は,労働者が新規に入島することは禁止され,極めて厳格な規制が行われるようになった。
収録刊行物
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- 地理科学
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地理科学 61 (1), 22-39, 2006
地理科学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679414115072
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- NII論文ID
- 110004659048
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- NII書誌ID
- AN00147775
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- ISSN
- 2432096X
- 02864886
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- NDL書誌ID
- 7850549
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可