犬に生じた全身症状を伴う特発性結節性脂肪織炎の1例

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タイトル別名
  • Idiopathic nodular panniculitis with systemic signs in a dog.

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説明

6歳齢, 去勢雄, ビション・フリーゼに, 沈うつ, 嗜眠とともに, 抗生物質で改善しない発熱と排液を伴う多発性の皮膚結節が生じた。血液検査および血液化学検査で貧血, 総白血球数増加, ALPの上昇がみられた。病理組織学的検査で細菌を認めない, 激しい小葉性皮下脂肪織炎が認められた。組織の細菌培養検査および真菌培養検査は陰性であった。以上より, ヒトでこれまでウェーバー・クリスチャン病と呼ばれていた特発性結節性脂肪織炎と診断した。

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