書誌事項
- タイトル別名
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- Appropriate Frequency of Curtain-Exchange in Patient Rooms Based on Bacteriological Survey in a University Hospital.
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説明
病室内のカーテンの細菌汚染状態を知り, カーテンの適正交換頻度を知る目的で, 10病室 (一般病室4, MRSA隔離室6) のカーテンに付着している細菌をバイオエアーチエッカーを用い1週間隔で5回調査した.その結果, 下記の成績が得られた.1) 4週間を通じてカーテンの付着菌数の累積的増加は認められなかった.2) 分離菌ではブドウ球菌がもっとも多く, ついでグラム陽性桿菌, 真菌の順であった.3) MRSA隔離室のほうが一般病室より多くの菌数が検出された.4) MRSA隔離室6室のうち2室で濃厚なMRSA汚染が認められた.5) 消毒用エタノール噴霧はいずれの細菌の除菌にも有効であった.以上より, カーテンの交換頻度はMRSA隔離室では患者の退室ごとに, また一般病室では肉眼的汚れに応じ, 年3-4回定期的に交換するのが適当ではないかと考えられた.
収録刊行物
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- 環境感染
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環境感染 12 (3), 177-180, 1997
日本環境感染学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679415017728
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- NII論文ID
- 10007686379
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- NII書誌ID
- AN1019475X
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- ISSN
- 18842429
- 09183337
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可