書誌事項
- タイトル別名
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- Efficacy of Colloidal Oatmeal-shampoo on Pruritic Canine Dermatitis.
説明
急性湿疹, アトピーあるいは膿皮症などの原因でそう痒感を呈する犬12頭に対し, オートミールシャンプー (エピスース : フランスビルバック社製) を応用した。試験方法は, オートミールシャンプーを1日1回, 10日間連続で使用し, その後は各個体の状況にあわせて2回/10日程度の頻度で20日間使用した。<br>その結果, そう痒感が軽度の症例では, 最初の10日間の連日処理だけでそう痒感を消失させることができ, 中程度のそう痒感を示す症例でも, そう痒感の軽減あるいは消失ならびに内用薬の減量や投与中止が可能となった。そう痒感の強い症例では, 顕著な効果は観察されなかったが, シャンプー使用後しばらくはそう痒感の低下が観察された。<br>以上のことからオートミールシャンプーはそう痒感の軽度あるいは中等度の症例には, 効果が認められ, ステロイドの内服治療により症状を維持しているような慢性皮膚疾患の症例では, 一時的なそう痒感の低減効果が期待できると判明した。
収録刊行物
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- 獣医皮膚科臨床
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獣医皮膚科臨床 4 (2), 17-23, 1998
日本獣医皮膚科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679415164032
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- NII論文ID
- 130004510214
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- ISSN
- 18812228
- 13418017
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可