樹形モデルを用いたスギ・ヒノキの枝貯留容量の推定

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タイトル別名
  • Estimation of Water Storage Capacity on Branches of Japanese Cedar and Cypress by Modeling Tree Form

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説明

森林整備が樹冠遮断に及ぼす影響を明らかにするため,まず,樹種(スギとヒノキ)や樹高の異なる立木を対象に枝貯留容量実験を行った.次に,枝打ちによる枝葉の減少,除伐・間伐による立木密度の減少など,森林整備の影響を考慮に入れた枝貯留容量の検討を行うため,樹形特性の計測を行い樹形モデルの構築を試みた.そして,枝貯留容量実験の結果から得られた単木貯留容量と樹形モデルによる推定値を比較したところ,両者は概ね一致した.また,試験地内で観測された林内雨量から樹冠貯留容量を求め,モデル推定値と比べたところほぼ類似した値となった.さらに,従来の研究で報告されている樹冠貯留容量と樹形モデルによって算出した推定値を比較すると,過去の報告値は樹形モデルの推定範囲内となった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679416240256
  • NII論文ID
    130004445984
  • DOI
    10.3178/jjshwr.20.424
  • ISSN
    13492853
    09151389
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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