顕微鏡視下腰椎椎間板ヘルニア摘出術の臨床的検討

  • 松田 清嗣
    神戸大学医学部整形外科学教室〔〒650-0017 〒神戸市中央区楠町7-5-2〕
  • 土井田 稔
    神戸大学医学部整形外科学教室〔〒650-0017 〒神戸市中央区楠町7-5-2〕
  • 丸井 隆
    神戸大学医学部整形外科学教室〔〒650-0017 〒神戸市中央区楠町7-5-2〕
  • 水野 耕作
    神戸大学医学部整形外科学教室〔〒650-0017 〒神戸市中央区楠町7-5-2〕

書誌事項

タイトル別名
  • MATSUDA et al : Clinical results of microdiscectomy for lumbar disc herniation
  • ケンビキョウシ カ ヨウツイ ツイカンバン ヘルニア テキシュツジュツ ノ リンショウテキ ケントウ

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説明

われわれは腰椎椎間板ヘルニアに対して1994年より顕微鏡視下ヘルニア摘出術を行っており,その術後成績を,従来行われてきたLOVE法と比較検討した.調査項目は手術時間,術中出血量,離床までの期間,在院日数,JOAスコア,調査時の腰痛の程度である.手術時間,出血量ともに統計学的に有意な差は認めなかったが,離床までの期間,調査時の腰痛の程度に関しては,顕微鏡下ヘルニア摘出術の方が有意に優れていた.顕微鏡下ヘルニア摘出術は離床や入院期間が短く,良好な術後成績が得られていた.特に腰痛の改善度は従来のLOVE法より優れており,軟部組織への侵襲が小さいことが大きな要因の1つと考えられた.

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参考文献 (1)*注記

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