腰部脊柱管狭窄症に対する椎弓還納式脊柱管拡大術の検討  椎弓切除術との比較

  • 笠井 謙和
    北里大学東病院整形外科〔〒228-8520 相模原市麻溝台2-1-1〕
  • 安達 公
    北里大学東病院整形外科〔〒228-8520 相模原市麻溝台2-1-1〕
  • 蛯原 有男
    北里大学東病院整形外科〔〒228-8520 相模原市麻溝台2-1-1〕
  • 田辺 賀則
    北里大学東病院整形外科〔〒228-8520 相模原市麻溝台2-1-1〕
  • 中澤 俊之
    北里大学東病院整形外科〔〒228-8520 相模原市麻溝台2-1-1〕
  • 二見 俊郎
    北里大学東病院整形外科〔〒228-8520 相模原市麻溝台2-1-1〕

書誌事項

タイトル別名
  • Restorative laminotomy for lumbar canal stenosis
  • ヨウブ セキチュウカン キョウサクショウ ニ タイスル シイキュウカンノウシキ セキチュウカン カクダイジュツ ノ ケントウ シイキュウ セツジョジュツ ト ノ ヒカク

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説明

腰部脊柱管狭窄症の36名を対象とし,1997年7月以降に施行した椎弓還納式脊柱管拡大術(還納群)と,それ以前に施行した椎弓切除術(切除群)の臨床結果を比較検討した.改善率は還納群が70.0%,切除群が59.5%であった.還納群で,術後入院期間は有意に短縮されており,また術後6カ月の腰痛スコアが有意に優れていた.還納群において,還納椎弓の脱転例•偽関節例を認めず,術後平均4カ月で片側以上の骨癒合を得た.椎弓還納式脊柱管拡大術の短期成績は良好であり,腰部脊柱間狭窄症に対し有用な手術術式と考える.

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