顕微鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術のクリニカルパス

  • 坪内 俊二
    NTT西日本東海病院整形外科〔〒460-0017 名古屋市中区松原2-17-5〕
  • 岩橋 徹
    NTT西日本東海病院整形外科〔〒460-0017 名古屋市中区松原2-17-5〕
  • 稲田 充
    NTT西日本東海病院整形外科〔〒460-0017 名古屋市中区松原2-17-5〕
  • 南谷 千帆
    NTT西日本東海病院整形外科〔〒460-0017 名古屋市中区松原2-17-5〕
  • 鈴木 信治
    NTT西日本東海病院整形外科〔〒460-0017 名古屋市中区松原2-17-5〕

書誌事項

タイトル別名
  • The use of clinical pathways in performing microlumbar discectomy
  • ケンビキョウ カ ヨウツイ ツイカンバン ヘルニア テキシュツジュツ ノ クリニカルパス

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抄録

腰椎椎間板ヘルニアに対する顕微鏡下椎間板ヘルニア摘出術は,侵襲が少なく術後の早期離床が可能で治療成績も安定しているため整形外科の中でもクリニカルパス(CP)を行うのに最適な疾患・方法の1つである.今回CP導入後の50例を対象として治療成績,入院期間,バリアンスを調査し,発生したバリアンスがこれらに与える影響について検討した.CPの導入は医師個人の経験による治療を廃しEBMに基づいた治療体系の標準化を行い,医療チーム全体で患者の治療を行うことにより医療事故を防ぎ患者中心の医療を行うためのものという考えが重要であるが,現実的には整形外科ではただでさえ長くなる傾向にある在院日数の短縮は取り組まねばならない重要問題である.その際に術前期間をいかに短縮し,また術後経過に問題がある症例に対して患者中心に考えていかにそれに対処するかがCPを円滑に進めるうえで重要と考えられた.

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