離散分布の経時測定データにおける線形な変化係数の推測について

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  • Statistical Inference on a Linear Varying Coefficient on Longitudinal Data of Discrete Distribution
  • リサン ブンプ ノ ケイジ ソクテイ データ ニ オケル センケイ ナ ヘンカ ケイスウ ノ スイソク ニ ツイテ

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抄録

回帰モデルにおいて,変化係数は時間とともに変化する説明変数の効果を評価でき,視覚的にも理解しやすいために広く利用されるようになってきた.その推定値は固定された時間ごとに近傍データを用いて回帰をすることで容易に得られる.しかしながら,時間についての連続性がないために観測時間を通した曲線としての信頼区間の構成および検定に困難があった.本稿ではSatoh and Yanagihara (2008) で提案された連続分布の経時測定データにおける線形な変化係数に関する推測方法を,成長曲線モデルおよび変量効果モデルとの関連を述べながら,一般化推定方程式を利用し離散分布に適用することを試みる.この手法の利点のひとつとして汎用的なソフトウェアを利用して計算できることが挙げられる.解析例ではロジスティック回帰モデルにおける変化係数の推定を紹介する.

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