ICU再入室に関する危険因子の検討

  • 武田 親宗
    神戸市立医療センター中央市民病院麻酔科・集中治療部
  • 美馬 裕之
    神戸市立医療センター中央市民病院麻酔科・集中治療部
  • 川上 大裕
    神戸市立医療センター中央市民病院麻酔科・集中治療部
  • 浅香 葉子
    神戸市立医療センター中央市民病院麻酔科・集中治療部
  • 朱 祐珍
    神戸市立医療センター中央市民病院麻酔科・集中治療部
  • 植田 浩司
    神戸市立医療センター中央市民病院麻酔科・集中治療部
  • 下薗 崇宏
    神戸市立医療センター中央市民病院麻酔科・集中治療部
  • 山崎 和夫
    神戸市立医療センター中央市民病院麻酔科・集中治療部

書誌事項

タイトル別名
  • Risk factor for ICU readmission

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説明

【目的】ICU再入室に関する危険因子を検討した。【方法】後方視的診療録調査で,2012~2013年にICUを退室した患者のうち,死亡退室,18歳未満の小児患者,データ不備を除いた,生存退室患者879例を対象とした。【結果】ICU再入室は36例であった。独立した再入室の危険因子[OR]は入室時のAPACHE IIスコア[1.11 per point]と輪状甲状間膜穿刺キット挿入[15.5]と主診療科(腹部外科[7.34],頭頸部外科[9.03],その他の外科[4.74])であった。25例が隣接するハイケアユニット(HCU)からの再入室で,再入室理由の18例が呼吸器系トラブルを理由としていた。【結論】入室時の重症度が高く,喀痰排出障害がある患者の再入室のリスクは高く,HCUなどワンステップおいた退室が妥当と考えられる。

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参考文献 (7)*注記

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