書誌事項
- タイトル別名
-
- Is it possible to reduce the incidence of ventilator-associated pneumonia (VAP) to zero?
説明
人工呼吸器関連肺炎(ventilator-associated pneumonia, VAP)は気管挿管・人工呼吸に伴って生じる院内肺炎である。VAP発症ゼロは可能だろうか。近年さまざまなVAP予防策が検討され,いくつかのケアを組み合わせた「バンドル」の有効性が示されている。本邦でも日本集中治療医学会から5つの項目からなる「VAPバンドル」が公開されている。バンドルの効果を判定するにはサーベイランスが重要だが,サーベイランス診断と臨床診断に解離があるため,米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention, CDC)はVAP診断にこだわらない新たなサーベイランス基準“ventilator-associated event(VAE)”を公開した。バンドルの普及はパラメディカルを中心とするチーム医療に依存しており,チームアプローチにより予防・診断・治療のレベルを上げることで,VAPを減らし患者の予後改善が可能と思われる。
収録刊行物
-
- 日本集中治療医学会雑誌
-
日本集中治療医学会雑誌 21 (1), 9-16, 2014
一般社団法人 日本集中治療医学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679421755648
-
- NII論文ID
- 130004514588
-
- ISSN
- 1882966X
- 13407988
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可