凝固検査用サンプル取扱いの標準化

  • 小宮山 豊
    シスメックス株式会社 凝固プロダクトエンジニアリング本部

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タイトル別名
  • Standardization of sample preparation for clotting time assays

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抄録

<p>要約:日本検査血液学会標準化委員会の凝固検査標準化ワーキンググループは,凝固検査標準化の第1 歩として,2016 年8 月凝固検査検体取扱いに関するコンセンサスを発表した.含まれる検査はプロトロンビン時間,活性化部分トロンボプラスチン時間,フィブリノゲン,ループスアンチコアグラント,希釈ラッセル蛇毒時間,凝固因子インヒビター定性(クロスミキシング試験),トロンボテスト,ヘパプラスチンテストである.クエン酸ナトリウム濃度は0.105~0.109 M(3.13~3.2%)とし,その血液との比率は1:9 とする.遠心は1,500×g で最低15 分間(または2,000×g ,最低10 分間),18~25°Cで行い,血漿中の残存血小板数が1 万/µL 未満になるよう遠心分離処理を行うことが重要である.</p>

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