-
- 佐々木 会
- 明海大学歯学部形態機能成育学講座歯科矯正学分野
-
- 田中 恵理
- 明海大学歯学部形態機能成育学講座歯科矯正学分野
-
- DOROTTYA FRANK
- Department of Laboratory Medicine, Faculty of Medicine, University of Pécs
-
- 品川 令
- 明海大学歯学部形態機能成育学講座歯科矯正学分野
-
- 加藤 悠歩
- 明海大学歯学部形態機能成育学講座歯科矯正学分野
-
- 藤本 舞
- 明海大学歯学部形態機能成育学講座歯科矯正学分野
-
- 奥 結香
- 明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学分野II
-
- 重松 久夫
- 明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学分野II
-
- 真野 樹子
- 明海大学歯学部形態機能成育学講座歯科矯正学分野
-
- 坂下 英明
- 明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学分野II
-
- 須田 直人
- 明海大学歯学部形態機能成育学講座歯科矯正学分野
書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Unilateral Cleft Lip and Palate with Postoperative Skeletal Stability after Maxillary Distraction Osteogenesis
この論文をさがす
説明
この症例報告は,Rigid extraoral distractor (RED) Systemを用いて上顎骨延長法 (DOG) を施行した片側性唇顎口蓋裂症例の術後安定性を報告する。<br>患者は右側唇顎口蓋裂の日本人女性,当科初診時年齢5歳10か月であった。7歳6か月時に,自家腸骨海綿骨片を用いた顎裂部二次骨移植術 (SBG) が施行された。矯正歯科におけるI期治療は,上顎骨の成長促進を目的として上顎前方牽引装置を用いたが,患者の協力が十分でなく良好な効果が得られなかった。II期治療の目標は外科的矯正治療による中顔面の劣成長の改善であった。<br>RED Systemを用いたDOGにより上顎骨の前方移動が行われ,顔面の審美性と顎間関係の著しい改善が達成された。術後の上顎骨後戻り防止のために上顎骨前方牽引装置を9か月の長期間用いた。本症例では,術後の上顎骨の後戻りはほとんど見られなかった。<br>骨延長法前のSBGによる歯槽堤の連続性の獲得と,延長術後の長期の上顎骨前方牽引装置の使用は,唇顎口蓋裂症例における上顎骨延長法の前後的な術後安定性に寄与する可能性がある。
収録刊行物
-
- 日本顎変形症学会雑誌
-
日本顎変形症学会雑誌 25 (3), 223-233, 2015
特定非営利活動法人 日本顎変形症学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679429031680
-
- NII論文ID
- 130005098032
-
- ISSN
- 18845045
- 09167048
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可