アルミ電解コンデンサの発火メカニズムと対策

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タイトル別名
  • Mechanism of Firing of Aluminum Electrolytic Capacitors and Solutions
  • アルミ デンカイ コンデンサ ノ ハッカ メカニズム ト タイサク

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説明

スイッチング電源の一次側平滑用アルミ電解コンデンサにDC過電圧を印加する試験を行なった時、約14%のアルミ電解コンデンサが防爆弁の作動と同時に発火し、全てショートしていたことが確認された。ショート箇所は、巻芯部、外周部、箔端部、リード部の4箇所である。DC過電圧でアルミ電解コンデンサの酸化皮膜が破壊してショート電流が流れる。内部抵抗による発熱により電解液が気化し、内圧が上昇して防爆弁が作動する。その素子の膨張力により4箇所のいずれかでショートおよびスパークが発生し、電解液の気化ガスに着火し、アルミ電解コンデンサの発火となる。対策は、アルミ電解コンデンサをショートしない構造にする。

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