不確実な修理を考慮した状態監視保全における最適保全方策

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  • An Optimal Policy for Condition Monitoring Maintenance with Uncertain Repair
  • フカクジツ ナ シュウリ オ コウリョ シタ ジョウタイ カンシ ホゼン ニ オケル サイテキ ホゼン ホウサク

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抄録

状態監視保全における最適保全方策に関する研究は数多くなされているが, その一つにPOMDP (Partially Observable Markov Decision Process : 部分的に観測可能なマルコフ決定過程)モデルがある.このモデルを基に本研究ではシステムに対して, 検査後の真の状態に基づき, 不確実性を持った修理方法を含めた最適な行動を検討し, その上で無限期間における総期待割引コストを最小化する最適保全方策について考察する.結果として, 最適保全方策の構造的性質は, 状態確率ベクトルを高々6領域に分割するコントロールリミット方策によって与えられる.これは, 状態確率ベクトルに対して取り得る保全方策の数が限定され, 計算機等を用いた自動診断に基づく保全が可能であることを意味する.

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