モデル規範型形式手法VDMと仕様記述言語VDM++ : 高信頼性システムの開発に向けて(情報システムの信頼性・安全性)

書誌事項

タイトル別名
  • Model Oriented Formal Method VDM and Specification Language VDM++ : Toward Development of Highly Reliable Systems(Reliability and Safety of IT System)
  • モデル規範型形式手法VDMと仕様記述言語VDM++--高信頼性システムの開発に向けて
  • モデル キハンガタ ケイシキ シュホウ VDM ト シヨウ キジュツ ゲンゴ VDM コウシンライセイ システム ノ カイハツ ニ ムケテ

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抄録

産業界での業務としてのシステム開発においては,開発対象や体制が大規模化,複雑化していく中で,複数人で効率良く品質の高いソフトウェアを開発し,プロジェクトやチームで責任を果たしていく必要がある.このためには,仕様の厳密な記述と検証による,開発の上流工程における成果物の品質確保が鍵となる.厳密な仕様の記述と検証,維持により,開発や運用,保守を正確に行うことができるようになるのである.様々な抽象度の仕様を厳密に記述し,これを検証するための手段として,数多くの形式仕様記述言語や仕様記述支援ツールが提案されており,これらを活用した開発手法の一つとして,モデル規範型の形式手法がある.本稿では,モデル規範型の形式手法と,形式仕様記述言語VDM++,仕様記述支援ツールVDMToolsについて,主に抽象的な仕様を厳密に記述し,テストするための言語の仕様やツールの機能と,仕様記述の効果,信頼性や安全性の確保に向けた可能性等について解説する.

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