Electroneuronographyによる末梢性顔面神経麻痺の予後判定:口輪筋と眼輪筋での検討

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タイトル別名
  • Prognostic evaluation of acute peripheral facial palsy with electroneuronography of the orbicularis oculi and orbicularis oris muscles
  • Electroneuronography ニ ヨル マッショウセイ ガンメン シンケイ マヒ ノ ヨゴ ハンテイ コウ リンキン ト ガン リンキン デ ノ ケントウ

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説明

末梢性顔面神経麻痺では,口輪筋のelectroneuronography(以下,ENoG)が予後診断に有用とされている.しかし,眼輪筋のENoGと予後との関係についての研究は少ない.健側のENoGの振幅に対する患側のENoGの振幅をパーセントにしたものをENoG値として,初診時から口輪筋と眼輪筋のENoGを測定し,ENoG値で発症早期に予後診断が可能かどうかを検討した.末梢性顔面神経麻痺25症例を対象に,初診時より2週間はできるかぎり毎日,その後は治療日ごとに,治癒するまでENoGを測定した.ENoG値は,口輪筋,眼輪筋ともに麻痺発症後から低下し,平均12日で最低値(min-ENoG値)となった.両筋のmin-ENoG 値と麻痺が治癒するまでの日数とは,有意の負の相関を示していた(口輪筋, r=-0.67,P=0.0003;眼輪筋,r=-0.50,P=0.009).ENoGの振幅は眼輪筋よりも口輪筋が大きく,min-ENoG値の判定は眼輪筋より,口輪筋で容易であった.末梢性顔面神経麻痺の予後判定には,眼輪筋よりも,口輪筋でのENoG値で評価することが有用であった.

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