歯科矯正学的メカニカルストレスによりマウス歯根膜組織に発現する熱ショックタンパクの免疫組織化学的観察

  • 村岡 理奈
    松本歯科大学 大学院歯学独立研究科 硬組織疾患病態解析学
  • 中野 敬介
    松本歯科大学 大学院歯学独立研究科 硬組織疾患病態解析学 松本歯科大学 総合歯科医学研究所
  • 松田 浩和
    松本歯科大学 大学院歯学独立研究科 硬組織疾患病態解析学
  • 共田 真紀
    松本歯科大学 大学院歯学独立研究科 硬組織疾患病態解析学
  • 岡藤 範正
    松本歯科大学 大学院歯学独立研究科 臨床病態評価学
  • 栗原 三郎
    松本歯科大学 総合歯科医学研究所
  • 山田 一尋
    松本歯科大学 大学院歯学独立研究科 臨床病態評価学
  • 川上 敏行
    松本歯科大学 大学院歯学独立研究科 硬組織疾患病態解析学 松本歯科大学 総合歯科医学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Immunohistochemical Observation of Heat Shock Proteins Expression in Mouse Periodontal Tissues due to Orthodontic Mechanical Stress
  • シカ キョウセイガクテキ メカニカルストレス ニ ヨリ マウス シコン マク ソシキ ニ ハツゲン スル ネツ ショックタンパク ノ メンエキ ソシキ カガクテキ カンサツ

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説明

熱ショックタンパク質(HSPs)は熱ショックのみならず,メカニカルストレスに対しても発現する。歯科矯正治療は,関連する歯周組織にメカニカルストレスを負荷する。それを受けた後の歯周組織に発現するHSPの状況を調べる事は極めて重要である。そこで今回,我々は,歯科矯正学的メカニカルストレスをWaldo法によってddYマウスの歯根膜組織に与え,その後の変化を病理組織学的ならびに免疫組織化学的に検索した。その結果,対照群ではHSP27と70はともに極めて弱い発現であったのに対し,実験群の牽引側歯根膜組織にHSP27と70の両者の発現増強がみられた。これらの所見は,HSPsは歯根膜組織の恒常性の維持に寄与している事を示唆していた。

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参考文献 (27)*注記

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