2種類の土地利用データにもとづく一般化線形モデルとGISによる野生生物の生息可能域の推定―大阪府域におけるアライグマの分布を比較して―

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  • Wildlife Habitat Suitability Assessment Using GIS and a Generalized Linear Model Based on Land Use Data-Habitat Distribution of Raccoons in Osaka Prefecture-
  • 2シュルイ ノ トチ リヨウ データ ニ モトズク イッパンカ センケイ モデル ト GIS ニ ヨル ヤセイ セイブツ ノ セイソク カノウイキ ノ スイテイ オオサカ フイキ ニ オケル アライグマ ノ ブンプ オ ヒカクシテ
  • Wildlife Habitat Suitability Assessment Using GIS and a Generalized Linear Model Based on Land Use Data — Habitat Distribution of Raccoons in Osaka Prefecture —

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抄録

現在,GISを用いて野生生物の生息域等を推定する場合,国土地理院から発行されている数値地図5000(土地利用)や環境省から提供されている自然環境情報GISデータの植生図がよく用いられている.しかしながら,実際にどちらのデータを用いる方がより適しているかについては不明なため,本研究では,数値地図5000(土地利用)(モデル1)および植生図(モデル2)と一般化線形モデルを用いてアライグマの生息可能域を推定し,推定結果と現地調査結果を検証することで2つの土地利用データが解析結果に及ぼす影響について検討した.その結果,2つのモデルとも同様の説明変数がステップワイズ法によって選択し,大阪府域におけるアライグマの生息可能域を推定することが可能となった.しかし,実際の生息確認データによって検証すると2つのモデルとも誤差が生じており,両データを用いて野生生物の生息域を推定するには,それぞれのデータの特性に応じて解析結果を考察する必要がある.<br>

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