Study of Intrinsic Subtype Cases Detected by Breast Cancer Screening

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  • 乳癌検診検出乳癌のサブタイプ別検討
  • ―超音波検診はnon-luminal乳癌を早期に検出できるか―
  • ―Can Early Non-luminal Cancer Cases be Detected by Ultrasound Screening ?―

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乳癌検診において生命予後に大きく関与すると考えられるサブタイプ分類に着目し,超音波検査(US)を行うことでより予後の悪いnon-luminal乳癌を検出できるかを探る。2009年1月から2011年12月の3年間に当施設の検診受診者はマンモグラフィ(MMG):40,282名,US:28,691名である。要精査率は各々3.0%と4.8%,検出乳癌は97例(0.24%)101病変と112例(0.39%)124病変である。このうち,MMG検出浸潤癌59例59病変(平均56.7歳)とUS検出浸潤癌71例74病変(平均51.1歳)を対象にサブタイプを検討した。結果,US群はLuminal A (LA):255病変(以下,単位省略)(33.8%),Luminal B (LB):38 (51.4%),LA or B:6 (8.1%),HER2:2 (2.7%),Triple Negative (TN):3 (4.1%)。MMG群はLA:13 (22.0%),LB:32 (54.2%),LA or B:3 (5.1%),HER2:6 (10.2%),TN:4 (6.8%),HER2 or TN:1 (1.7%)であった。US, MMGともにER (-)乳癌の検出は少なく,MMGに比較してUSで有意にER (+)乳癌の検出が多かった(p<0.001)。また両方のモダリティを受診している症例に対象を絞って検討したところ,MMGにUSを加えて検出できる浸潤癌にnon-luminal乳癌はなかった。USは高濃度乳房から腫瘤を形成する小さい浸潤癌,特にTN乳癌を効率よく検出できる可能性を考えていたが,実際にはER (+)乳癌が多く,ER (-)乳癌検出は少なかった。単施設の結果ではあるが,non-luminal乳癌はUSを加えても検診検出は難しいタイプの乳癌である可能性が示された。

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